muscle

シモンの空のmuscleのネタバレレビュー・内容・結末

シモンの空(2012年製作の映画)
-

このレビューはネタバレを含みます

ゲッ!?と声が出る中盤の展開。確かにこの映画の頃のレアセドゥは少女だけどなんか異様に気疲れしてそうだし30代半ばに見えなくもない。脚本のジル・トーランはレアセドゥの他作品でも仕事し、アンドレ・テシネとかブノワ・ジャコーに参加してる人。ガキの表情をアップでさほどおさえず、テキパキとした編集で雪山と高速道路と「姉」と暮らす部屋を見せていく構成がかなり良い。スキー場の盗品で生計を立ててるガキってのもスバラシー。突き放しすぎてるようなラストはちょっとどうかと思ったけれど、2012年でこんな大島渚の『少年』をライカートが撮ったみたいな映画に仕立て上げているのがかなり好感持てる。90分切っていたらオールタイムベスト級に好きだった。
muscle

muscle