モネの絵、描けそう。
ストーリー
画家モネの代表作「積みわら」には、所在不明の1枚がある。そこに目をつけた美術鑑定士の男が贋作詐欺を計画。しかし相棒となった美女の無邪気な振る舞いにより、事態は思わぬ方向に転がっていく。
主演 コリン・ファース
監督 マイケル・ホフマン
脚本 コーエン兄弟
コーエン兄弟の笑いのセンスに乗り切るのに時間がかかる。
序盤からのコメディセンスは幼稚で正直見ていて痛い。
キャメロンディアスにまだテキサスの天真爛漫娘な役をやらせるのかとゲンナリ。
物語の展開に斬新さはなく、ラストの終わり方も急足。それほどネタがなかったのではないか?
今作は1966年の映画『泥棒貴族』のリメイクだが、成功とは呼べないだろう。
途中ホテルのシーンでやっとコーエン兄弟の笑いセンスに乗り始めたなと思ったが終盤のどうしようもない展開とオチに「脚本コーエン兄弟か?」と疑いたくなる。
コリンファースの演技はよく見えた。おじさんなのに頑張り過ぎない程度の演技で丁度良い。アランリックマンもさすがである。
しかし、キャメロンディアスが観ていて辛い物がある。自信をティーンエイジャーだとまだ思ってるのか?と目を疑った。
モネは個人的に好きなのでそれを生かす映画制作をもう少しどうにかして欲しかった。