青い御伽噺

孤独な天使たちの青い御伽噺のレビュー・感想・評価

孤独な天使たち(2012年製作の映画)
4.2
孤独な彼と孤独な彼女。

ベルナルド・ベルトルッチの遺作となった青春映画。

とにかく音楽が良い!

音楽がこの物語を作っていると言っても過言ではない。

The Cureの“Boys Don't Cry”から始まり、Museの“Sing For Absolution”へ行って、Arcade Fireの“Rebellion (Lies)”へ繋がる。

14歳でなのに幅広く聴いてるなー♪

そして、最後のDavid Bowieの“Ragazzo solo, ragazza sola”へと収束される。

この曲は“Space Oddity”のイタリア語バージョンなんだけど、歌詞のイメージがずいぶん違う。

タイトルは“孤独な彼、孤独な彼女”となり、宇宙の話ではなく、2人の孤独な男女の話になっている。

まさに、この映画の内容まんま!

孤独な2人が、お互いの良さを見つけ、それをほんの少しだけ認めて成長する。

素晴らしい青春映画でしたー!
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