このレビューはネタバレを含みます
「いい加減に寝ないとパジャマが血に染まる〜」
こわっ
「呼ぶな!お前が私を知っているってだけで腹が立つ。気安く私の名を呼ぶな。」
大屋敷の主の口癖。大貫さん。
仕事人間。常に仕事のために全力だっただけに、急に病院で動けなくなり、苛立っていた。会社もわしがいなくて困っているだろうと思っていたら、いない間に5%株価がアップ。だから安心して、ゆっくり体を休めてくださいねと言われてしまった。余計に苛立ちいつでも怒っていた。
ガマ王子対ザリガニ魔神。
海に落ちて、父母は亡くなり、奇跡的に生きていたパコちゃん。しかし、1日で記憶を失ってしまう。
落ちていたライター。
翌日、ライターを探す大貫さんに、ライターあるよと差し出したら、盗んだと誤解され、頬を叩かれる。それでも次の日には忘れてしまって彼女は、笑いかけた。
子供の時から泣いたことがない大貫。
どうやって涙を止めたらいいかもわからない。
「簡単です。いっぱい泣けば止まります。」
「おかま馬鹿にすんな!男はコーヒー、女はミルク、混ぜて混ざっておかま、カフェオレ!」
来る日も来る日もパコは嬉しそうに絵本を掲げて「今日、パコお誕生日なんだよ!」と笑った。
お母さんからの誕生日プレゼント。
朝起きたら、ベッドの横に絵本が置いてあって、
パコが寝ている間にお母さんが来たのかな。
会いたかったな。って。
意地悪怒鳴り散らしてばかりの大貫が
毎日毎日パコのために同じ絵本を読んであげる。
「ただ私は明日もあの子の心にいたいなと。それだけで。」
絵本の世界って無限大だね。
最後悲しいな。パコちゃんはいなくなっちゃったのか。ちゃんとパパとママに会えてたらいいな。
役者さんたち、いろんな衣装、メイクしてて
ちゃんと見ないと分からない、気づかないくらい役に入り込んでいてすごい素敵な演技だった。