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リトル・フィッシュのkojikojiのレビュー・感想・評価

リトル・フィッシュ(2005年製作の映画)
3.3


母ジャネルと弟レイとシドニーに住むトレイシー(ケイト・ブランシェット)は、レンタル・ビデオ屋で働いている。
彼女は共同オーナーにならないかと話を持ちかけられており、そのための資金を必要としているが、かつてヘロイン中毒だった過去を持つため、どの銀行からも融資を断られていた。
トレイシーの義父に当たるライオネルはラグビー界の元スター選手から今ではヘロイン中毒者に落ちぶれ、彼に秘かに思いを寄せる巨大麻薬組織のボス、ジョッキーからヘロインを調達する日々を送っていた。
そんなある日、トレイシーの元恋人ジョニー(ダスティン・ヌエン)が4年ぶりにカナダのから戻り、トレイシーの前に現れるのだが…

ずっと曇りの日が続いているような暗く重い映画だ。それに加えて、ドラッグ映画ということもあって、なかなか映画の中に入っていけない。
バンディカメラで撮られた画面はそれが狙いかもしれないが、落ち着きがなく、好きではない。
オーストラリア映画ということで、俳優陣はほとんど知らない。そのためケイトが浮いて見える。アジア人の恋人はケイトには似合わない。

こんな負の面だけが目立つ映画だけれど、目的のケイト・ブランシェットはいつものイメージとは違う一面も見れる。まあ、それでいいかと思う。

No.1494 2023-526
2005年オーストラリア映画
監督:ローワン・ウッズ
製作:リチャード・ケディ、ビンセント・シーハン
音楽:ネイサン・ラーソン
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