アキ・カウリスマキ監督短編作品。
U-NEXTでカウリスマキ監督の短編が追加されているじゃないですか!!!
早速視聴。
さて、本作は『ロッキー4』のパロディらしいーすいません未見ですーが、めちゃくちゃ面白い。ソ連対アメリカのボクサーの闘いなのだが、ソ連側の選手のゲジ眉で爆笑間違いなし。
互いの選手は試合に備えて、トレーニングや減量に励む、ボクシング映画あるあるの描写はもちろんあるけれど、アメリカ選手はガリガリだからトレーニング以前の問題だし、ソ連側のトレーナーは選手を目の前にバクバク食べる。もう笑っちゃう。
そして実際の試合は、ソ連がアメリカをボコボコにする。本当に顔面に何発もパンチをしてボコボコ。こんなの一発KOだと思いつつ、ラウンドは重ねられてさらにボコボコ。立ち上がり続けるアメリカがある意味不死身で笑ってしまう。
結局、ソ連が最後までボコボコにして試合によるカタルシスはないし、場外乱闘して終わる。ボクシング映画なのに、ボクシング映画ではなくコメディーである、これこそ形式を踏襲したままのパロディーだと思い、凄いと感じつつそんなこと考えずゲラゲラ笑えばよいとも思えるそんな作品でした。