JTKの映画メモ

プッシャー3のJTKの映画メモのレビュー・感想・評価

プッシャー3(2005年製作の映画)
4.8
これは面白かった!
シリーズベスト。

レフン突き抜けたわ。
この作品まで手探りだったのが、これで手応え感じたのではないかな。自分のやりたいことの。

確かに完成されきった現在のレフン美学からすると未完成だし、ドラマ性も前作の方が客観的に上だと思うが、この作品断然わし好みだで、もうそんなことはどうでもよろしい。

最初トニーじゃなくて、ミロかよ、と思ったもんだが、これはミロだからこそだな。ミロのルックスと佇まいだからこそ。

ミロがキレてからの面白いこと。
突発的に噴出するバイオレンスと、それに至るまでの「くるかーくるかー」な緊張感が頗る面白く、殺してから淡々とおっさん2人で後処理するシーンも抜群に面白い。レフンだわ。武だわ。ミロのカタギのツレは北野武の「3-4×10月」のガダルカナルタカを連想させてまた面白い。

ほんで、男をカナヅチで殴り殺して服脱がして丸裸にしてチンコ丸出しなんだけど、そこはボカシなしって判断したU-NEXTエライ!あそこボカシ入っとったら滑稽さ半減だぞ。さらに丸裸にした死体を逆さに吊り上げるんだけど、キンタマまで逆さになっとるの見て笑った笑った。(笑)

やっぱりレフン最高!