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二流小説家 シリアリストのtheocatsのレビュー・感想・評価

二流小説家 シリアリスト(2013年製作の映画)
1.0
ネタバレ
緊迫感恐怖感なき猟奇スリラーサスペンス

2時間テレビドラマならまずまずと言えようが映画でこれでは厳しい。

猟奇殺人事件の艶めかしいグロテスクさ、事件に巻き込まれるゾクゾクする恐怖感、謎解きに到る緊迫感、いずれもほぼ皆無。
さしたる激しい山場・谷場もなく、比較的なだらかに全てが明かされ解決してしまったものだから、無感情フラットな視聴感しか残らなかった。

これは決して俳優陣のせいではなく全て監督に帰される問題と思えてならない。

武田真治のキャラは最初下手くそなだけなのかと訝ったが、終わってみれば結構印象に残っている。
上川隆也は2枚目役者と認識していたが、なんと武田と比べると明らかな3枚目顔!
女優陣は老いも若きも充実していたのではないでしょうか。ただ武田真治の母役:高橋惠子さんが3人の女子をすんなり殺害、斬首できるだけの手際と力を持っていたという説得力は全くなかったけれど。

総評一つ星

002007
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