面白い。露社事件がテーマの実話。
モーナ・ルダオなる主人公も実在。
台湾原住民の多数の部族には、どの部族も首狩り（出草）なる風習があり、一人前の男になる大切な儀式だったり、誕生日、葬式、結婚式の儀礼でも行われていた。狩った首は、沸騰と乾燥を繰り返す事で拳ほどの大きさまで縮める事が可能。
彼らの土地に入植してきた日本人や台湾人を侵入者と見なし、首を狩る事もあったそうで、日本統治時代まで行われていたが、1930年代に日本政府により禁じられたという歴史がある。
歴史は侵略の繰り返しだけど、理不尽すぎて引く。他人の土地を奪うなよ。原住民の文化を上から目線で禁じるなんて何様なんでしょうか。でも、人間も動物で、全てひっくるめて自然の摂理なのかも。
