Ryan

セデック・バレ 第一部 太陽旗のRyanのレビュー・感想・評価

3.1
セデックバレ〜♪みんな歌が上手い。


ストーリー
1930年、日本統治時代の台湾で起こった先住民セデック族による抗日蜂起事件である霧社事件を描く。


監督 魏徳聖


こんなもんか。
メルギブソンのアポカリプス的なのをイメージしてたが、優しく感じる。
ストーリー的には実在の事件を元に描いているため妙にリアルさは感じる。
当時の台湾映画で最高規模に金をかけた映画であるため作りは見事。
ただ、映画というよりNHKで流すドキュメンタリーチックな作り方の方が良かった気がする。なかなか感情移入が難しい。
もっと徹底的に日本人を悪者に描けばよかったが、積年の恨みが弱く感じてしまう。
それに、こういった部族間の問題はもっと心情を丁寧に描かなければ現代の忘れ去られた歴史の中では特に理解を得難くなる。

日本人キャストも木村祐一が演技上手いのではなく、周りが下手だからそう見えるだけ。
リンチングタイはいいですねぇ

多分、この映画をもっと上手く作れてセデックバレたちの崇拝する生死感などを取り入れることができたならば、ノースマンのような評価を得られていただろう。

2部作の次を楽しみにする。
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