じゅんじゅん

セデック・バレ 第一部 太陽旗のじゅんじゅんのレビュー・感想・評価

4.0
日本統治下の台湾で実際にあった霧社事件を題材にした台湾映画です。2部構成の第1部で、日本が先住民を統治し始めてから襲撃事件前後までを描いています。
日本人のあまり馴染みのない題材をもとに、当時の歴史を考えさせてくれます。

あの時代、列強は世界中で過酷な植民地支配を行ない、日本も同様でした。強引な皇民化政策で現地人のアイデンティティを奪い、差別もしていたでしょう。そのフラストレーションが爆発してしまった形です。
ただ、どんな理由であれ民間人襲撃は正当化できませんが。

グロい描写や、緊張感のあるシーンもあります。キム兄や安藤政信など日本の俳優も出演しています。