アメリカ人ならみんな好きでしょ、この映画。誰でもわかりやすい、一般人が一躍ヒーローになる物語。
監督はリドリー・スコットの弟で「トップガン」でメガホンをとったトニー・スコット。
鑑賞した作品の数で言ったら、私はリドリーよりもトニーかもしれませんね。
「トップガン」のほかに、「ビバリーヒルズ・コップ2」や「エネミー・オブ・アメリカ」、新しいところでは「サブウエイ123激突」などがあるが、今作「アンストッパブル」はトニーにとっては残念ながら遺作となってしまった作品なんです。
主演は、トニー・スコットの映画といえば…でおなじみのデンゼル・ワシントン。
この作品の前年に撮ったサブウエイやデジャヴに続いて３本連続の主演抜擢。もう切っても切れないパートナーですね。
ストーリーは、実際に起きた暴走列車を自分の命も顧みずに鉄道会社に解雇されたばかりの主人公フランクが若き鉄道員のウィルとともに列車を止めて大都市での列車事故を未然に防ぐというわかりやすい物語。
もちろん、ここまでならアメリカ人も熱狂しないが、フランクには愛する娘たちが、ウィルには喧嘩別れになってしまっている愛妻と子供が残されているというシチュエーションは、まるで「アルマゲドン」を想起してしまうような雰囲気。
どうせ、みんなこんな展開好きなんでしょww
まあ、予定調和通りに観られて作品の上映時間も９０分程度ですから誰でもお気軽に鑑賞できる作品です。
お仕事に疲れてしまっている方にはお休みの日にでもこの作品で癒されてみてはいかがでしょうか。
オススメです。
