ヴェノムもベインもマックスよりもマッドでバイオレンスでマッチョでした。
冒頭のタイトルカット、シンプルだけど赤いタイトルと彩度の低いカットにハッとする。
正直なところ、ストーリーはマッドな人の半生なので、共感とか刺さるポイントは全然ないんですけど、なぜか見入ってしまいます。
一部レビューにもあるように、見る側を置き去りにしかねない不親切な展開、不穏な空気感の演出、一点透視の構図はキューブリック作品感ありました。
終盤の絵の先生の「君の世界を描くんだ。ここにはない世界をね。」は些細なセリフなのかもしれないけど、響きますね。
ブロンソンも自分なりの世界を描いてたんだと思います。
1時間半くらいの短い作品なので、騙されたと思って観てみる価値はあるかと。
トム・ハーディ、身長は173cmって全然高くないのね。意外。