ひげしゃちょー

氷の微笑のひげしゃちょーのレビュー・感想・評価

氷の微笑(1992年製作の映画)
4.2
子供の頃に観た記憶だともっとエロティックな印象があったけど大人になった今観たらそこまでではなかった。 シャロンストーンの股は気になって繰り返し見てしまったが…。 結末を観客に委ねるあたり今観ても面白いサスペンスに仕上がってると思う。 何も考えず普通に見たら真犯人は精神科医のベスでいいように思うけど劇中の伏線を考えるとラストカットが示す通りキャサリンに間違いないはず。 いくつか根拠をあげるとしたら、 1.冒頭でのヌードは間違いなくキャサリンの裸 2.ベスの部屋の錠前が壊れていたので中に侵入して彼女に罪をきせるのは可能 3.ラストカットのアイスピック キャサリンに弄ばれたニックのように観客も監督の手のひらで弄ばれるような映画。 でも、なぜ最後彼女はニックを殺さなかったのか? 最後の腑に落ちないような顔を見るとベスが真犯人ではなかったとニックは知っていたのじゃないか? そんな疑問が湧きあがってくる。 そういった細かいことを考えるなくても魅力たっぷりに悪女を演じるシャロンストーンを見るだけで十分楽しめる。