ダイナ

氷の微笑のダイナのネタバレレビュー・内容・結末

氷の微笑(1992年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

殺人容疑にかけられた女性作家に翻弄される刑事の映画。官能的な描写はエロいを通り越してなんかもう芸術的というか、絵画で描かれるヌードが纏う神聖さのような。終始疑惑が漂いながら氷のようにつめたーくしっとり進行するかと油断してたらカーチェイスをぶっこんできたりとアイスピックでグサっと刺されるような意外性。

シャロンストーンの魅力が過多すぎて、ヒロインの佇まいが魔性すぎて、オチは「だよね」と。むしろシロでしたの方がショッキングだったかと。犯人なの?どうなの?で振り回すなら推理要素を濃くするかさらに怪しさMAXな容疑者を用意するとかでしょうか。アリバイとか物理的に不可能な状況とかそういうのをひっくり返すでかいトリック崩し的なお話じゃないので、推理要素よりかは女に振り回される過程を堪能するドラマ部分が本作の魅力だと判断。そう観ると主人公のハートをニギニギされてるような焦り具合が良い感じに見えてきます。

マイケルダグラスが本作でしっぽりした翌年にフォーリングダウンでハジける。この流れがなんか面白い。氷のひんやりさにエロスを感じアイスピックの攻撃的な鋭さに残忍性でを感じと、キーアイテムがすごい印象的な作品でした。しかし足の組み替ええっちすぎんか。
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