1936年。激動のマドリード。スペイン内戦を舞台にした映画ってあんまり観たことがないので結構期待してた。オプスデイの創立者にして聖人のホセマリアエスクリバーを描きながら、もう一人の男の苦悩の人生を描く。
欲張りすぎ。どうせならどっちかにした方がいいと思う。だって序盤から突き放してくる。バンバン置いてかれそうになる。もうちょっとじっくり進めても良かったんじゃないかな?展開速すぎるからついてくのがやっと。ひとつひとつのエピソードは良かったけど、せっかくのスペイン内戦が、おぼろげにしか伝わってこないもんだからもったいなくって。
更にその恋は無理ゲー。あまりにも切ない。だけど、せまるほど感情移入できないのは何故だろう。できないのか、させないようにしているのか、私にはよく分かりませんでした。だけど浴びるようにドラマでした。
ものすごく金かけて作ってるのは伝わってくる。人もそうだけどセットもすごい。好きです。でもセリフは英語だし、所々アメリカっぽい演技が目についてしまうので雰囲気が…。せめてスペイン語なら良かったのに。あとエピローグの日本語訳、年代間違えてるから二度見しちゃった。ここは間違えないで欲しいです。
ジャケットの躍動感は誇大広告。原題殺しの邦題は絶対に違う。だってスーファミのフロントミッションのノリで観ちゃったから、肩すかしされてつんのめって転んで一回転して受け身とってケガなし。