鹿苑寺と慈照寺

エンド・オブ・ホワイトハウスの鹿苑寺と慈照寺のレビュー・感想・評価

4.2
北朝鮮テロリストにホワイトハウスを占拠された。絶望的な状況の中、かつて大統領夫人の命を救えずシークレットサービスのデスクワーカーとして働くマイク・バニングがホワイトハウス内に潜入する。

めちゃくちゃつまんなそうなジャケ写なのに物語が始まりホワイトハウスが占拠される過程で一気に引き込まれた。面白い。

まずホワイトハウスの占拠。ここがとにかく見応えがある。ホワイトハウス上空に軍用機が飛来し、周囲の市民を巻き込んで爆撃していく。この一連のシーンからして残酷だが、これはあくまで陽動で、周囲に控えていた大量のテロリストによるホワイトハウス入口の爆破と潜入が計画的で現実にも起こり得る事態に思えて怖い。

異常事態を察したマイクもホワイトハウスに潜入するのだが、特殊部隊に在籍していたマイクのアクション、戦闘シーンもめちゃくちゃ良い。強い。漢気がある。

大統領の救出、核爆弾のスイッチなどありがちなストーリーではあるが、北朝鮮情勢、アメリカの軍備配置など現実に即した設定になっているからストーリーの既視感はまったく気にならない。

全体的にめちゃくちゃ面白かった。マイクの悲哀に満ちたキャラクターも相まって好き。

最後に気になったところ。
・ケルベロスコードすぐに教えすぎでは?
・元同僚が裏切った理由が不明確でモヤモヤ。
・国務長官をホワイトハウスの外に出してテロリストが射殺する算段だったんだろうけど、ちんたらしていたせいで失敗。


以下は個人的なメモ
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シークレットサービス

大統領の子供がホワイトハウスを探検してるってのが後で効いてきそう。

オリンポス封鎖

市民も躊躇なく爆撃

爆撃はあくまで陽動

テロリストの人数が多すぎる。

「ホワイトハウスを掌握するものだ」

「最も優秀な1人です」
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