年に2から3個ぐらいは珍作と呼ばれる作品が必ずある。
2013年はこの作品がそれに当たる。
ラッパーのRZAが自ら脚本と監督を担当。
さらにはタランティーノの提供という後押しを受けてのカンフームービーが登場。
冒頭からワイヤーやスローを多用することからも、カンフー自体のレベルは低い。
それを役者で補おうとしているだけであり、つまりはカンフーの過去作へのオマージュという形を利用した映画である。
R-15というが残酷というよりは、つくり物とすぐにわかる首や腕の切断。
「キル・ビル」を真似たルーシー・リューや、中国系とヒップホップ勢に混じってなぜかいるラッセル・クロウ(笑)
鉄の腕は明らかに片腕ドラゴンをもじっているのは間違いないし、色んな意味でカルトムービーになりそうな中身。