izu

燃える仏像人間のizuのレビュー・感想・評価

燃える仏像人間(2012年製作の映画)
2.2
前代未聞!狂気の仏像アニメーション!

親が不審死を遂げ、悲しみに暮れる紅子。どうやら親の死には、仏像に興味を示さない現代人から仏像を保護するため仏像を盗難しているらしき団体と関りがあるらしい....。身寄りもないので、とりあえず紅子は怪しい爺の寺に住まわせて貰う事になるのだが...

声優の井口裕香主演。(紅子役、そして何故か実写としても登場)

うん、凄まじいまでの空回り。
最近「なんだこれゎ!!」と思ってわくわくしてた中で一番面白くなかった。

仏像アニメーションとかいう、マニアの方は「もう観るしかないっしょ」と速攻鑑賞方法検索レベルのパワーワードですが内容は頭のおかしさだけにポイントを振り分けられてない、意外にもちゃんとしているタイプの映画でした。

奇怪な絵、その奇怪さとは相反する凡すぎるストーリー、コロコロと切り替わる過剰に軽快なBGM。どれも私の癪に触りまくりのもので、なんかこう...「こんな感じにしてれば頭おかしいでしょ?面白いでしょ?」みたいな感じが伝わってきてキツい。

仏像アニメーションとかいう一見「???」な表面に反し、しっかりと’’理解できる’’ストーリーが展開されて行き、何が起こっているのか、今どうなってるのかが結構分かります。「仏像と合体だ~」とか言ってちゃんと仏像と合体するし、しっかりと描写されるこれについていけないような人間はまずこの映画に触れない。
展開もこういう系にしては文字に起こせるくらいには分かるんですよ。

奇怪な絵(映像)にもそのうち飽きてくるし、ちゃんと描かれているストーリーも全然面白くないです。飽きて残り時間確認した時41分くらいあって泣いた。

もうね、いっそのこと視聴者置いてけぼり考えるな感じろのガチキチ超・仏像ドラッグムービー!ドゥウァ!みたいにしてくれた方が良かった。

その気は無いのかもしれないけど、私には「頭のおかしいものを作りたい!」と思って頭のおかしいものを作った気でいるけど、ホンモノにはなりきれてない二流キチガイにしか思えませんでした。

ちなみにソフトはめっちゃ高いですがU-NEXT、ゲオ宅配レンタルで確認済みです。私はU-NEXTで観ました。オヌヌメはしません。

視聴 2024年4月24日
izu

izu