このレビューはネタバレを含みます
本物の両親は自己中心的で子供の視線に立って考えられないだけで、子供を愛していないわけではない。
継父継母は子供に寄り添おうとしているけど、その背景にあるのは単純な愛情ではなく同情や憐憫の気持ちもあるのだろうと思った。
こんな複雑な環境で、しかも最後あんな辛い選択をさせてメイジーの心が屈折してしまわないかとても心配になってしまった。
売り出し中の家にこっそり住むこと、養育権は(おそらく)実の両親にあることなどなど不安要素がつきないけど、ボートに乗る日の海が穏やかに凪いでいたように、3人の新たな船出が穏やかになるものと願いたい。