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ヒステリアのtorakoaのレビュー・感想・評価

ヒステリア(2011年製作の映画)
3.3
バイブレーターは治療器具として開発された、という事実に基づいたらしいロマコメの顔をしていないロマコメ。感染症など広く信じられておらず一般認識されてもいなかった時代。不潔な環境でいい加減な治療を施される患者が多数いる現状に我慢ならない主人公は病院長との折り合い悪く解雇され再就職もままならない中、女性の半数が抱えているとされるヒステリーという病気専門治療院(?)に雇われる。若きイケメンドクターは評判を呼び繁盛するが……ってな話。
中盤ぐらいまではロマコメ苦手な男性陣でもいけると思う。終盤は、うーん。話は丸く収まるし後味もいいけど唐突感が凄い。まあ残念なのはそこらへんぐらいで、現在に至るまでの医療や女性の地位などについて考えさせられたりしながら楽しく観られたので、気になるなら観てみるといいよ。と思うけど多分カップルとかで観ると感想などを語らう際にデリカシーのない男性が女性の地雷を踏むことが予想されるので、自覚のある賢明な男性は単独で鑑賞するか下手に感想を述べないことをお勧めしておいてみる。

ルパート・エヴェレットが出てるが髭とメイクのせいか全然気づかなかった。主人公は愛嬌あって好感持てるのがよかった。割と率直で知人とかならつき合いやすそうないい奴感。

特典でちょこっとずつインタビュー収録されてた。吹替も英語字幕もないのはよろしくないが。
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