Melko

モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本のMelkoのレビュー・感想・評価

3.9
アニメ版バスターキートンmeets生きてる本たち

なかなかの良作!YouTubeで&15分でサクッと見れる。が、なかなかに深い。
展開は、ディズニーランドのアトラクションのようなドタバタ。次から次へと画面が目まぐるしく変わる。

主人公の青年が、顔、動き、持ち物含め、バスターキートンにしか見えなかった。笑

本は生き物。そして、相棒。
暗く沈んだ色のない顔も、お気に入りの本に出会えたら色づき華やぐ。

お供になるハンプティダンプティの絵本の感情表現が、絵本ならではで、「そうくるか!」って感じ。パタパタ動く無数の本たちが、なんとも言えず可愛い。
年齢差を楽器の音だけで奏でる、古典的かつよく効く手法。

本と共に飛んでたあのお姉さんは、あー、そういうことだったのか、、

活字の本を読むのがすごく苦手で、漫画に逃げがちな私。でも活字だからこそ想像力が働き、脳をフル回転させながら本を読み読み終わった後のあの満足感と達成感…
星新一からまたスタートしてみるか…

物言わぬ本と青年のバタバタほっこり劇。
お子様にもぜひ💡(誰)
Melko

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