あーさん

モリス・レスモアとふしぎな空とぶ本のあーさんのレビュー・感想・評価

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続けて短編を♪

本を愛し、本に選ばれた男📕

セリフなし、アニメーションと音楽のみの優しい世界。
パタパタと飛ぶ本達が踊っているよう!
モリスから本を渡された人達に、色が灯っていくのが素敵。。
色んな思いを巡らせて観る作品だな〜♪


最近、本を読むことが多くなった。
前は買ってもすぐに読まず積ん読ばかりだったけど、コロナ禍で外に出られない今、読書は欠かせない趣味の一つとなった。

元々、良い映画を観ると原作本が読みたくなって読むタイプで、そんなことをしているものだから、一つの作品のレビューにかける時間がとてつもなく長くなってしまう…のが私の常。

"ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語" を観てから、このお話の続編があると知り、原作本と一緒に購入しようと思ったら、出版社がもう出していないという。ならば図書館にあるかな?と思って探したら、取り寄せすればあると!!
ワクワクしながら、来るのを待った。
そして、10日ほどして届いた文庫本は、さすがに20数年近く前の発行で、茶色く変色したものだった。
原作自体は、約150年前に書かれたものだから、それを思うと新しいのだけど。。
なんて息が長いんだろう❗️
残っていく本ってやっぱりすごいな。

結局、貸出期間はあっという間で読み切れなくて、何とかして買う方法はないものかと探したら、ネットに出ていて比較的良心的なお値段で出している所で買うことに。
また、そこから届くまでが待ち遠しい。。
やっとのことで手に入れた本は、図書館のものよりずっと美品で、何という充足感!
勿体無いので少しずつ読んでいるけれど、改めて、紙のページをめくりながら読む本の感触を味わっている。
電子書籍という選択肢もあったけれど、装丁の美しさや挿し絵もその本の一つの要素だと思うから、やっぱり思い入れのある本は紙のものがいいなぁ。。

もちろん紙モノは油断するとどんどん増えて部屋を侵食するし、書類の無駄なんかは無くさないといけないけれど、売れる本だけでなくもっと消えていく貴重な文化を守っていくことも考えてもいいんじゃないかな…なんて事を思った。


本好きの方にオススメ📚
あーさん

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