ゆず

ハッピーサンキューモアプリーズ ニューヨークの恋人たちのゆずのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

売れない小説家サム。出版社への持ち込み面接?に向かう途中、地下鉄で男の子が親とはぐれるのを目の当たりにして、咄嗟に手を差し伸べる。結果として面接には惨敗するし、少年はサムの家に居座ってしまう。

主人公があまり魅力的じゃなかったなぁ…顔は結構イケメンなんだけど。キアヌとセスローゲンを混ぜたような(?)。善人だけど駄目男。中身が頼りない。今がよければそれでいいタイプの考えなしだ。先のこともっと真面目に考えろよ、そんなだから長編だと微妙とか言われるんだよ!と思っていたら彼女からもそこを思いきり抉られてて噴いた。

子供と大人の友情話に始まり、群像劇っぽくなってきて…3組のラブストーリーを追う形に。主人公よりも、脇役だと思ってた他の男性2人に全力でときめいた。特にサム2。女性の方も凄く格好良かった。あの2人には幸せになって欲しい。
で、この2人の話は良かったのだけど、他の人達すごい中途半端な感じだなぁ。良い台詞や素敵なシーンもあったのに全体でみるとなんかバランス悪い。ハッピーエンド沢山の群像劇(リチャード・カーティスみたいな)つくろうとしてシーン選びミスってる感じ。結構面白かったけど「またみたいな」と思うのはサム2のエピソードだけかなぁ。
ゆず

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