ManOfIron

きっと、うまくいくのManOfIronのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

めちゃくちゃ面白かった。
序盤はややストレート気味に人生の教訓を伝え、中盤からは笑いを交えながら各登場人物の深掘りをする。そして、終盤ではそれまでの伏線・小ネタを回収しながら結構なスピード感で話をまとめる。
上映時間が長い(2時間50分)のは確かに気になるが、各キャラクターに対する愛着を湧かせるにはこれだけの時間が必要だったのだなと思わせる内容だった。インド映画は本作を入れても2作品しか見たことがなく、見覚えのある俳優がいないどころか聞いたことのない言語で話が進んでいくにも関わらず、進むにつれて馴染み深い顔・声という風に感じてしまうから凄い。
序盤でいくつか展開される人生の教訓話は結構刺さる。「心は臆病だ。だからマヒさせなきゃいけない。」(all is wellの所)
ランチョーはとても魅力的。彼を見ていて、「いざ自分が困り果てて周りに助けを求めた時に、周りが二つ返事で助けてくれる」というのが、よい人の条件であるように感じた。

見どころが多すぎて書ききれないが、とにかく後半のまとめ上げが素晴らしくて、見ていて全く飽きない作品だった。
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