テトラ

きっと、うまくいくのテトラのネタバレレビュー・内容・結末

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

インド映画といえばRRRを先日鑑賞したが、こちらの映画も同じく約3時間と長い。
ただ、不思議と冗長には感じず、ずっと面白かった。

生きていくうちに、当初立てていた目標というのは変わり移るものだと思う。
この変わる要因というのが曲者で、自分の意志考えではなく、他者評価や親からの重圧、世間常識などのいわゆる外部要因で変わるのはカッコよくない。
ただ、「本当に自分がやりたい事をするべき」というのも綺麗事である。
実際ランチョーは友人を亡くしているし、先生からも目をつけられるしで理想と現実の差を体感しているはずなのに、それでも理想を追い求める姿が美しい。

「きっとうまくいく」というのは、世の中への不安を一時的に忘れさせる呪文である。まっさらな状態に置かれた時、自分は何をしたいと願うだろうか?
そして、結果がついてくるまで続けられるだろうか?
他を犠牲にしてまでもやりたいと思えるような「何か」が見つけられるように生きたいものだ。
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