せみ多論

きっと、うまくいくのせみ多論のレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.1
鑑賞前長い映画だなぁと思っていたのですが、見終わってみるととてつもなく満足できた3時間だった。

ストーリーは超の付くエリート大学の同じ寮部屋になった3人、ランチョー、ファルハーン、ラージューの学生生活と、社会人となったファルハーンとラージューが連絡の取れなくなったランチョーに会いに行く過程、この現在と過去二つを交互に挟み込んで展開されていくもの。

ストーリーがとにかく気持ちがいい。話が良い方向に収束していくことが、多少ご都合主義に感じられても清々しく見れた。ギャグを挟み込んでいたり、優秀でも嫌味さのないランチョーのキャラクター、それらを取り巻く素敵な音楽があったからだと思う。

少し長い映画ではあるけれども、彼らが絆を深めていく様や、家族や仲間や教師との問題を克服しながら、各々の道を歩いていく過程を描くのに過分ではなかったと思わせる出来栄えだと思いました。

落ちもちょっといいですしね。

インドの映画産業が栄えるのも納得できる一本ではないかと思います。変にヒネていたりしない、素直で、真っすぐで太い気持ちのいい映画だと思います。自分はインド映画によくある歌と踊りのシーンがとても好きなのでそこも大満足でした。
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