フワノスケ

きっと、うまくいくのフワノスケのレビュー・感想・評価

きっと、うまくいく(2009年製作の映画)
4.5
面白かった!
初めてのインド映画、観て良かったと強く思いました。
冒頭から上級生の洗礼を受けるまでは正直「なんじゃこりゃ?」と思いつつ、顔と名前を覚える時間。


歌って踊り始めれば来たぞ来たぞ…!よく聞くインド映画のアレだ…!と非常に楽しかったです。
3時間弱という内容で合間合間に訪れる歌のシーンは丁度よく、頭のリセットになりました。


風刺が鋭くもクスッと笑えたり劇中のセリフにハッとさせられたり。
本来なら気が滅入る内容やハラハラする場面も、きっとうまくいく。

“最低”なヤツはいるけれど、非情な悪人が登場しないのはインド映画ならではでしょうか。


伏線回収や繰り返される言い回しも楽しかった…上手い…

3人の友情、関係もすごく良い。



うまーくいく、うまーくいく。
aal izz well !

心が軽くなる。
元気が欲しい時に観たい素敵な映画でした◎





ちょこっとネタバレ。考察(自分用)↓

入学して初めて顔を合わせた時に、ウイルスの問い掛けに対し疑問を投げかけたランチョー。
それから卒業間近になって大事なペンと共に4年間忘れずあたためていたであろう答えを伝えるウイルス(ここ好き)

「自分の考えが全て正しいと思うな」
最高の教育だと思った。
ウイルスは柔軟なランチョーに腹を立てながら、どこかで認めていたのかもしれない。でも学校再建の実績もあるし、ランチョーの言葉を認めてしまえば息子が死に至った問題と直面してしまう。
けれどあの土壇場でウイルスの何かが吹っ切れた。悔しく、悪態つきながら、ペンを渡して説いた。
認められたランチョーがとても誇らしくて胸がいっぱいになった。心が豊かであること、それ自体が財産であることを証明した。

最高に熱い名シーンです…好き…
フワノスケ

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