このレビューはネタバレを含みます
善意の塊みたいな映画だった。出産のときに寮のみんなが一斉に集ってくるシーンは、いかに主人公が人望あるか現れてて、良かった。異世界から来たかのような素敵な主人公が皆を巻き込んで成長させていくというところで、なんとなくショーシャンクの空にを思い出した。
一方で、インドの学歴史上競争社会とか、貧富の格差とかも描かれている。中国も同じ様な感じなんかな。
日本の詰め込み教育がやり玉に挙げられて久しいけど、この映画中のインドの大学はまさに詰め込み教育中の詰め込み教育。どこの国も1度は通る道なんだろうか。韓国とかも超学歴主義だっていうし。
ドローンの開発者が、その発明の価値を学長から認められず、進学の問題もあって自殺してしまうエピソードは、序盤のショックな山場。なんかモデルあるのかな、あのエピソードは…。
序盤の、なんで鉛筆を使わないのですか?の下りとか、本の定義の話とか、結構ハッとさせられる感じがした。