MikiMickle

ブリングリングのMikiMickleのレビュー・感想・評価

ブリングリング(2013年製作の映画)
3.3
実際におこった、未成年の強盗集団、ブリングリングを、ソフィア・コッポラが映画化したもの。

カリフォルニアに住むレベッカやマークたち高校生は、FacebookやTwitterでセレブが外出していること・そして、そのセレブの家をGoogle mapで調べて、夜な夜な忍びこんでは金品やバッグ洋服などを盗んでいた。ルブタンのヒールとか。
実際の被害者はパリス・ヒルトン、リンジー・ローハン、オーランド・ブルームなど。被害総額3億円!!! 盗みすぎ(笑)てか、むしろ、ブランド品、高過ぎ

クラブではお酒飲んでランチキ騒ぎ。
ドラッグをして、無謀運転。おい!!高校生!!

そんな話が続くんだけど………

セレブというものに憧れる10代の若者をえがいてました。

興味深いのは、レベッカたちの感情があまり描かれていない事。
いや、もちろん、セレブん家入って、キャーキャー言ったりしてるんだけど、
友情の深さとか、家庭の悩みとか、恋とか、そういうのがほぼない。
アメリカの若者の、無謀さや物欲やセレブへの憧れや自慢や、有名になりたいというものが全面に押し出されていたんじゃないのかな。
それが、リアルな感じがした。

私はセレブに興味ないので、主人公たちに感情移入は出来なかったのだけれど、
なんとも評価しづらい。
つまらなくはないけど、すごく面白いわけでもない。
無謀な女の子たちの映画なら、ハーモニー・コリンの『スプリング・ブレイカ―ズ』のほうが断然好きだなぁ♪


脇役なのに光ってたエマ・ワトソン。彼女のラストシーンは良かった♪ブラックユーモア効いてて笑えた♪

あと、やっぱり、出てくる洋服とか靴とか、オサレ。時代背景が数年前だから、ちと古いけど。

監督のソフィア・コッポラは、この映画では、お得意のガーリーな映像とインディロックから離れて、今までとはちょっと違う感じ。

パリス・ヒルトンは、実際の被害者なのに、自宅をロケ地に提供(笑) すごい家に住んでる! 自分の顔写真のクッションがいっぱい(笑)
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