PeggyMYG

アンチヴァイラルのPeggyMYGのレビュー・感想・評価

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)
3.3
セレブへの憧れが過ぎて変態的な闇商売が成り立つ社会。現代と全く繋がりがない訳でもないところが気持ち悪い。
行き過ぎたファン心理もわからないではないけど、生理的に理解はできないのでストーリーはちょっと置いといて。

…なんと言っても、ご贔屓俳優ケイレブ・ブラッドリー・ジョーンズの魅力。
この時まだ21歳。スーツは着ていても男の子感は隠せない。
もしも他の俳優だったらマヌケな映画になっていたに違いない。ヤク中、病的、異常者…、鬼気迫るズタボロ演技が抜群にハマる彼だからずっと見ていられる。

赤黒い血が映えるように、部屋の壁や床、衣服、シーツなど全てが真っ白なのはちょっとやり過ぎかな。
でも色白のそばかすケイレブ君がそこにいるだけで絵になってしまうから、やっぱり彼いてこその一本なのでした。
PeggyMYG

PeggyMYG