アンチヴァイラルのakymrossoのレビュー・感想・評価

クローネンバーグの息子さんの脚本・監督作品。余りにもセレブ熱が加熱した近未来、人々はセレブとの繋がりを求める余り、セレブが感染したウィルスを欲しがり、人工的に培養されたセレブの筋細胞を食べている…という設定。この奇想。湿り気のある冷んやりとした質感や、生理的嫌悪感が込み上げるほどの生々しさ…。これが血は争えないってことか。
監督としての初々しさゆえに冗長は否めないものの、パフォーマンスとしては素晴らしかったと思います。次回作がもっっの凄く楽しみ。