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プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命のmamamimiのネタバレレビュー・内容・結末

3.5

このレビューはネタバレを含みます

因縁を感じた。松の木々の向こう側という、先住民がその土地につけた名前もそのようなものだとどこかで読んで、題名も素敵だと思った。子供ができて焦って銀行強盗する側の立場からのスタートだったので、主人公が殺された時すごくショックに感じたし、殺さなくてもいいじゃないかと思った。アメリカでの彼のバックボーンとかもあるだろうし。しかしこれが逆に警察側からスタートだったら、彼は銀行強盗を何度もしていて、さらに他人の家に押し入ったり前科者だったりして発砲しても仕方ないと思われる。そんな怖さを感じたし、一人の人が死んでいるが周りは英雄扱いで本人は結構罪悪感にかられる。戦争なんかでも正当化しないと精神崩壊するから、無理に自分を正当化するのかもしれないが彼自身は口では事件のことは忘れたとか言っていたが表情や行動がずっと辛そうだった。お互いの息子が知り合ってしまって、どんどん悪い方へいった流れは怖かったけど、最後殺されて側は思いとどまって旅立ったのはよかった。彼の育った家庭環境がまだよかったからかも。バイクもかっこよかった。
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