生と死の狭間にあるファンタジーと言えるかも。冒頭の場面から、生と死は対をなし、近づいていたのかもしれない。とてもロマンチシズム溢れる物語でもある。
親子ほど歳の離れたドラッグ依存の恋人を持つドラッグ…
落ち目のドラァグ・クィーンである男の話。すごく面白かった!
色彩感覚が研ぎ澄まされている。
オープニング、兵士の顔のアップ。顔に塗られていく絵の具のどぎつさと薄い瞳の色。
壊れて水が流れてしまった…
このレビューはネタバレを含みます
最後実際の遺体は男の姿で霊?は女性の姿って解釈でいいのかな?
折り紙で性転換を表現する描写が面白い。
主人公が父親にも母親にも見える。
最後まで性器は変えないという。
歌唱シーンがとにかく長い。
途…
老いゆくドラッグクイーンを中心に回るドラマが赤・青・黄の色彩の中で滲みだす。特に青いブランコと赤に染まる乳房は鮮烈。上から、横から、下からのカメラ位置はそれぞれ神、人、犬の視点と断言はできないかもし…
>>続きを読むタイトルがあらわす通り、結末はわかっているのだけど、矛盾のある歌詞だったり、映像として昼と夜の間の色、夜と朝の間、晴れから雨、カメラの移動、ストーリーでは生死の移行、と作品全体でトランストランス。
…
良い、良すぎる。
自己と性から乖離する肉体の変容、その孤独を癒し、また苦痛も与えた愛と信仰。
冒頭、折り紙での鮮やかなテーマの表明。
暗い森の兵士、湖の横移動、赤い月の下の360度パン、病院のベッド…
2回目の観賞。
中年ドラァグクイーンのトニアが、息子ゼ・マリアや恋人ロザリオ、周囲の人々との交流しながら、病によって命の終わりが近づいた時に、自分の人生を振り返り「男として死ぬ」までを描くお話ですね…