ねぎおSTOPWAR

私は王である!のねぎおSTOPWARのレビュー・感想・評価

私は王である!(2011年製作の映画)
3.7
韓国映画100まであと少し記念!

ここで出てくる父さん王は李氏朝鮮の第4代国王の世宗セジョン。ハングルの創始者と言えば分かりやすいかな?
後世の人々からは、最も優れた王とも。
何がどうしてってこの李氏朝鮮時代は控え目に言って、ホントに酷いんです。子が親を殺し、親が子を殺し、もう芥川龍之介の「蜘蛛の糸」の地獄の釜ってこういうことを言うのかってくらいだったそうです。
だから韓国の人から徳川の時代が不思議だって聞いたことありますよ。どうして戦争せずに300年弱国を治められたのかって。

この映画観ながら考えていました。
世宗の次って長男の文宗ムンジョンなわけですよ。その時点で架空の話なんですが・・。
ひょっとしたら良い王様だった世宗の後、なんで変なことになったのかと憤っているのかなって。だからせめて映画では長男がやっつけられて、真に民の心を知る(そんな人未だにいないでしょうから!)王がいてくれたらと、そんな願いなんではないかと。

ここで出てくる悪い奴らは現実社会にいるんでしょう。それをやっつけるのは韓国の良心。さすが儒教の国です!

映画としては笑いどころ満載で、気軽に見られる作品ですよっ!

チュ・ジフン!グッジョブ!!