あさのひかり

エンディングノートのあさのひかりのレビュー・感想・評価

エンディングノート(2011年製作の映画)
3.9
これも配信終了前の駆け込み試聴。営業マンを退職後、がんに冒され、自らの死を向かえる準備を始めたこの映画の監督の父の姿を撮影した作品。

私自身、後で問題が起こらないよう、事前の準備が大事なのはサラリーマンになって嫌というほど感じている。なので、ここまで自らの死に備えて準備するお父さんの姿は、優秀な営業マンだったことが透けて見えるし、自分のためだけじゃなく家族の為を思って準備していることにも優しさをすごく感じる。このお父さんの姿を見ると、最後までこういう風に生きることができれば、と思う。

お父さんの言葉として、監督である娘さんが語っているのだけど、個人的には、この監督のお兄さん(お父さんからは息子さん)の方がお父さんを理解しているようにも見えたので、その視点からだとまた別な見え方が出来たかも、とかも思えたりも。
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