ククレ

ピンクの豹のククレのネタバレレビュー・内容・結末

ピンクの豹(1963年製作の映画)
2.5

このレビューはネタバレを含みます

「泥棒が忍び込む時のテーマ」といえばコレ!というほど超有名なテーマ曲。「抜き足、差し足、忍び足…」という動きをそのまま音楽にしたような素晴らしい旋律やと思う。ずっと観たかった映画が配信になっていて嬉しかった。ピーター・セラーズは「チャンス」が好きやねん。

オープニングの「ピンクパンサー」のアニメは「古き良き」感じで楽しかったし、あのテーマをフルで聴けて良かった。でも、本編はあんまり面白くなかったなぁ。

以下はネタバレ…





「怪盗ファントム」の洒脱な爺さんが主役。プレイボーイでなぜかモテモテ。王女様まで口説いてしまうんやね…。

クルーゾー警部はかなりのポンコツ。転んだり頭ぶつけたりシャンパンまみれになったり…。あまりにも落ち着きがないから「発達障害」やと思って見てた。そのあたりの「ドタバタコメディ」は、やっぱり今見ると古臭いわな。あまりにもしつこいからしんどかった。でも、この作品で人気が出て次作からは主役になるんやから、昔はこれがウケたんやなぁ…。

それにしても、クルーゾー警部はかわいそう過ぎる。愛する妻を寝取られてた挙げ句、宝石泥棒にされてしまう。何の落ち度もない「発達障害」の警部が罠にはめられて冤罪で捕まってしまう展開に、なんとも言えない悲しさを感じてしまった…。
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