dita

鱒のditaのレビュー・感想・評価

(1982年製作の映画)
4.0
@ シネ・リーブル梅田 ~ゴーモン 珠玉のフランス映画史~   

謎映画の謎を解くのがしんどいお年頃なのでどうしようかと悩みつつユペール様が見たくて今日も早起き。構えていたけどどっこいめちゃ面白かった!にしても、あの居酒屋うるさすぎるやろ…

ということで、途中までは謎や…と思っていたのに、何かのタイミングでわたしの感情スイッチが突然入って泣きそうになった。短くなる髪の毛と反比例するかのような成り上がり。のはずなのに、彼女は水槽の中でずっと息苦しさを抱えているように見えた。

餌(男)を食べて成長し地位も富も得たところでほんとうに行きたい場所には行けず、最終的には強者に食われてしまうことを彼女は知っていたのではないかと思った。彼女がほんとうに欲しかったものは何だったのだろう。

と色々考えてしまうものの、最終的な印象は「畳の上はそんなにいいのか」と「与三郎出てこい」というどうしようもないモノなので、ちょっとユペール様に怒られてきます。ごめんなさい。
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