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恐怖と欲望のMavisのレビュー・感想・評価

恐怖と欲望(1953年製作の映画)
3.7
【これは普遍的な物語だ…。】

森の中、味方と離れてしまった4人班。彼らが自分たちの陣地へ戻る話。

私の今年の終戦記念日鑑賞映画。久しぶりにキューブリック監督映画を鑑賞した。初期作を鑑賞できて嬉しい。

写真の連続の様なシーンが印象的。少しぎこちなくて、それが初期特有の若い雰囲気を醸し出していた。こう言うスクラップみたいな映像好き。

あと、セリフが印象的。「なぜみんな答えを知りたがる?答えを知って声高々に本を出す」、「俺は今までの人生で何もやってこなかった。戦地から戻ったら俺はただの修理工だ。」みたいな。思想に耽っている時、考えそうなことだ…。私も人生で何かをやり遂げたいと日々思うものの、何もできず燻り、焦り、また考え…。

余談
いかだで立って漕ぎながら川を下るシーンがある。最近、サップ(カヌーの立ちver)をやって、落ちまくった私からすると、彼は体幹がすげぇ良い。
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