とりん

HARDWARE WARS ハードウェア・ウォーズのとりんのレビュー・感想・評価

2.8
2023年12本目

「スター・ウォーズ」の史上初となるパロディ作品として、本家からわずか7ヶ月後に発表された短編作品。
監督は本家EP6にも携わったアーニー・フォセリアス。
EP4の良いとこどりみたいなダイジェストを基軸にあらゆるドロイドやビークルが家電に置き換わっているところも愛嬌がある。まさかのミレニアム・ファルコン号がアイロンという。
登場人物たちも特徴と雰囲気が捉えてはいるもののどれも冴えない顔ばかりで、名前はもじったものが多い。さらにチューバッカがクッキーモンスターに成り果ててるという1番の変化球っぷり。
ベンのキャラが一番酷かったかも、あの扱いはなかなか。
本家から1年以内にパロディを作り上げるその熱量がまずすごいと感じたけれど、それにしてもかなり陳腐。古い家から掘り出してきたホームムービーのようなレベルの画質。でも愛だけは伝わってくる。
思わずクスリと笑ってしまうようなシーンも詰まっているし、ファンなら一度は観ても良いかも。
とりん

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