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魔の巣 ManosのTSのレビュー・感想・評価

魔の巣 Manos(1966年製作の映画)
1.0
【真剣に見ても無駄】0点
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監督:ハロルド・P・ウォーレン
製作国:アメリカ
ジャンル:ホラー
収録時間:68分
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流石にここまで酷いとは思ってませんでした。意味不明すぎて爆笑。ストーリーも意味不明ですし、全編通して全くやる気を感じられないどうしようもない映画です。
最初の10分はマジで飛ばしても良い。ただただ車で彷徨い道に迷い続けるだけだから。何なら全部飛ばしても良い。それくらい途轍もなくくだらない、くだらなすぎて笑ってしまう超カルト作品でありました。真剣に見ても無駄。真剣に見ようが、掃除機をかけながら見ようが、結局たどり着く理解度は同じでありましょう。

以下ツッコミポイントです。
・オープニングも何もなく、スーパー粗い映像から始まるやばい感満載の出だし。
・警察に何度も注意されてるのに何日にも渡りスポーツカー内でキスをし続けるカップル(本編には一切関係ない)がちょいちょい現れる。
・セリフが余りにも棒読みすぎる。
・謎の家に謎の主人。謎の儀式用のセット。マノスという謎だらけの神。
・中盤からずっと同じBGM
・BGMのカットの仕方が終わってる。
・子どもがトイレに行くレベルで後ろのドアから出ただけなのに、子どもが何処かに行ってしまったといいパニックになる両親。ちなみにそのドアの向こうを何故か探さない。
・女たちの謎の取っ組み合い
・主人が殺せ!と言ってるのに、ビンタかビンタの寸止めしかしない女性たち。
・走ったらすぐこける両親
・68分しかないのにセリフがない箇所も多く、エンディングがそこそこ長い。

いやはやこの人たち映画に出演しているのですから、どれだけ安くても出演料は貰ってるはずでしょう。なのにこのやる気のなさはある意味職務放棄みたいなものです。セリフもそうですが、特にビンタの仕方や木で男を殴るところなど大根演技以外の何者でもなく、多分近所の子どもにやらせた方が幾分迫力のある映像が撮れるかもしれません。唖然としたまま適当に、とにかく適当に物語は進んで行くのですが、ラストの展開なんて声を出して笑ってしまいました。全くもって意味不明。その銃の弾は果たして主人に当たったのか?その真相は恐らく一生わからないままでありましょう。

いやー、これほんとにやばいですよ?笑
映画という名の映画の最底辺を知れる、逆に一見の価値ありの作品かもです。こんなものをネットで購入してしまう自分も大概ですが、こんなカルト映画をDVD化しようとする会社も大概です笑
ちなみに『魔の巣』は邦題なのですが、原題もManosなのです。マノスという悪神が出ることから、日本側もそれをもじったのです。たしかに魔窟状態ですから否めないですな。
TS

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