天豆てんまめ

海がきこえるの天豆てんまめのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.7
観始めて、絵柄が薄く軽い感じの印象。

高校時代の高知と大学時代の吉祥寺か。

主人公、普通くんの拓、飄々としてる。

親友の松野君はメガネイケメンの典型。

高知訛りの高校生達の学生生活を観る。

そこに武藤里伽子が転校してくる展開。

両親離婚で母の実家がある高知に来た。

美人で成績優秀、スポーツ万能の女子。

里伽子は愛想も無く溶け込めない様子。

親友の松野は里伽子に惚れて気になる。

修学旅行のハワイ旅行にいく羨ましい。

拓は里伽子にお金を貸すが返さぬまま。

とにかく我儘で、自己中心的な里伽子。

里伽子が父親に東京に会いに行くのに

なぜかついてきた拓、振り回されてる。

今のところ、ぼんやりと薄い青春映画。

振り回されながら里伽子が気になる拓。

里伽子は急に、拓の胸で泣きじゃくる。

父親の元に東京に戻りたかった里伽子。

父親には新しい恋人がいて居場所なし。

里伽子は拓のホテル部屋で寝てしまう。

翌日、里伽子の元カレと会わせられる。

元カレに見栄張る里伽子にイラつく拓。

高知に戻り、松野は里伽子にフラれる。

拓は里伽子と噂になるが口きかず喧嘩。

相変わらず浮いて嫌われている里伽子。

里伽子に軽口を叩いてビンタされる拓。

その様子を見ていた松野にも殴られる。

拓は東京に大学進学して松野と仲直り。

同窓会で拓は旧友と高校生活懐かしむ。

あの時、誰は誰が好きだったとかの話。

同窓会で再会し付き合うパターンある。

思えば5年前に出席した高校の同窓会。

同じクラスで可愛いと思っていた女子。

「私、〇〇君のこと憧れてたんだよね」

酔った勢いで言われて何か嬉しかった。

隣に元カノが座っていてあまり話せず。

映画に戻って、拓は里伽子の不在確認。

でも里伽子は来ずに拓は思い出に耽る。

吉祥寺のホームで里伽子を見かける拓。

あ、ロンロンだ。懐かしい駅ビルだな。

走る拓「ああやっぱり僕は好きなんや」

里伽子は拓に気づき、ペコリとお辞儀。

そしてパステル調のエンドクレジット。

たった72分のさらりとした青春日記。

もっと面白くできたように思うけれど

「おもひでぽろぽろ」より面白かった。