ヨミ

海がきこえるのヨミのネタバレレビュー・内容・結末

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

主人公(杜崎)がどこか抜けていてなんだかな、と思っていた。
高知から東京行脚。「父」に関わる問題と子の断絶。『竜とそばかすの姫』だ!!!!

回想に入りモノローグが乗ると、画面が白い枠でマスクされるときがある。「何かやろうとしている」のはわかるが、どうも意図が掴めない。うーむ、こっちが悪いのだろうか。
里伽子の声の浮き方が、『ときめきメモリアル』っぽいなと思った。
高知城のライトアップを見た杜崎が、里伽子の声を思い出して重なりながら連鎖していくの、なんだか旧劇とかにあった気がする。アスカっぽいよね、里伽子(逆か)。

松野との「2人きりの説明会」で意見書を書くところや東京で里伽子を見つけた杜崎が駅の階段を下るところのアングルは良かった。
駅のシーンはちょっと新海誠を思い出した。

あと全体が方言でとてもよい。言葉に力が乗っている気がする。方言指導に島本須美が入っていた。

ジブリ感は薄めだったが、若手ががんばろうと「平熱」をやろうとしたらこうなったらしい。駿は嫌いそ〜〜。
ヨミ

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