バンバンビガロ

海がきこえるのバンバンビガロのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.5
ジブリ作品としては珍しくファンタジー色の全くない作品なのだが、丁寧に描かれた90年代初頭の地方都市の情景が30年もたった今ではなんだがファンタジーのようにも感じられる。
作品の舞台が田舎でも都会でもない地方都市という所も曰く言い難い憧憬を生み出す要因にもなっていると思う。
原作氷室冴子で脚本も丹羽圭子ということでジブリ作品にありがちな男性目線で過度に理想化されたキャラクター造形から離れた適度に現実味のある若者たちの描写が印象に残った。
バンバンビガロ

バンバンビガロ