月子

海がきこえるの月子のレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.7
氷室冴子作品が最近気になるので、ずっと気になっていたこちらを原作より先にアニメ版で観てみた。

教室や校舎裏への光と影の入り方とか、映像の感じは好きだったのだがヒロインの里伽子があまり好きになれず、うーんという感じ。高2〜3にしては幼稚で、躊躇なく周囲に迷惑かけすぎでは…?と思ってしまった。よってその里伽子を魅力的に思う杜崎と松野もアホな男だなーとしか思えず…。原作も読んでみたら印象が変わるかもしれないので、とりあえず読んでみようとは思う。

ラストシーンはすごく好きだった。電車越しにお互いを見つける感じに『君の名は。』を思い出した。72分とは思えぬ満足感ある出来だったと思います。

劇中の音楽が高校の掃除時間に流れていた音楽と一緒だと気付いたのはちょっとした発見だった。ザ・詰め込み教育進学校だったくせに、掃除時間に青春音楽流してたのは謎ギャップで腹立つな。
月子

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