ハル

海がきこえるのハルのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.7
誰かがこれ観たのきっかけで高知に惹かれて越してきたんだって言ってて。

人物描写の古さと、でも私たちの時もそうだったなと思える様な普遍性と。りかこは魅力的だし、杜崎くんいい男すぎる。でもこんな子確かにいるよねって思える等身大。

高校生って感じだ。共学じゃなかった私は体験してないので羨ましい。語り手杜崎くんによる男子高校生視点も新鮮で面白かった。
説明つかない感情だったり、訳のわかんない衝動を行動に移したり、それに周囲を巻き込んだり、友達にぶつけたり、そういうことは高校生とかのうちにできるだけやっといた方がいいなって思った。

土佐弁の古さも面白い。「〜ぞね」とかおばあちゃんしか使わないイメージだったけど当時女子高生が使ってたならそんなに古くもないのかな...?

「高校生活」というものにノスタルジックな目線を向けてしまう自分に苦笑しちゃうな。そんな目線向けてくる大人嫌いだったのに...!
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