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海がきこえるのmemのレビュー・感想・評価

海がきこえる(1993年製作の映画)
3.1
夕方から夜にかけて光る海の水面の作画、ありがとうジブリ。
ストーリーは平成っ子の思うトレンディで共感できるところは少なかったけれど、ないはずの記憶が蘇るようなノスタルジーがあった。やっぱり、このくらいの不自由さで良かったんだろうな。直通ではない家電、簡単には連絡を取れないからこそ、人と人との間にある関係性や繋がり方に今に無い(2度と訪れない)熱を感じ憧れる。遠回りができることの豊かさというものがある。便利さの弊害はだいぶ大きい。

(りかこちゃん、大人になりたい子供のまま背負い方もわからず全部背負って抱えきれない自分もわからない中よく頑張ったね、あんた偉かったよ、これからは等身大で幸せになってね、、!)という気持ちで席を立つ。
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