まや

海がきこえるのまやのネタバレレビュー・内容・結末

海がきこえる(1993年製作の映画)
5.0

このレビューはネタバレを含みます

観たことがあったが記憶にあまり残っていなかったので再鑑賞。多分学生の時に観た感想と大人になって数年経ってから観る感想とが異なる作品だなと思った。終始心臓が締め付けられる感じが最高だった。

ヒロインは確かにあまり好きになれないけど、色々生きづらいから故であると思えばなんとなく受け入れられるが、その周りの松野と森崎は本当に人間ができている。仕方ないから付き合ってくれたり、ちゃんとヒロインをみて、周りを見て行動できたりするところが素晴らしい。こういう人と付き合いたいなと強く思った。人間ができている。

同窓会と、松野と森崎が海見ながら話すシーンがハイライトだと思うけど、あんな感じで自分の中の大切な思い出を抱えながら、それを丁寧に仕舞って置けるから生きていけるし、それを話せる人がいるのも良いことだなと思った。生きて行く中での思い出や記憶の大切さが切に伝わってきて、すごく好きな作品だった。大きな映画館のスクリーンで浴びれて良かった。

森崎は松野が好きだと思っていたから、ヒロインのこと好きだったの?っていうところだけ疑問に思った。
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