振り回す里伽子と懐深めでむしろウェルカムな杜崎の関係は確実に今の時代にはないものだし、その甘酸っぱい関係性も音楽で茶々入れてる製作陣もなかなか可愛い。
ただ正直画面の切り替わりが異常に多いので、もっと仕草で惚れる里伽子を描いてほしかったし、シーン間を区切らずにサブリミナル的に次のシーンを挿入したり、よく分からんサイズ感でカットバック兼ね備えたカーテンショット入れ込んだり。懐古的な印象を絶え間ない記憶に見出すことは良いけど、それは観客が鑑賞後に脳内処理することで生み出されるべきものであって、描き手が活用するものではないと思う。
エンディングのイラストが個人的には優勝
P.S 帰りしなに意味ありげに珍しくアイスを食べて帰ったが、本当に意味ありげっぽかった。僕らが過ごすべき失った何かを気づかせてくれるのがジブリなのかもしれない。またアイス食べよう、