さ

IT/イットのさのレビュー・感想・評価

IT/イット(1990年製作の映画)
4.4
初のホラー。ドキドキしながら再生したら、愛でいっぱいの作品であった。人間がトラウマを乗り越える話だった。もはやカウンセリング映画。メンタルの治療になる。「イット」は恐怖の依り代であるので、クモが怖い人の前には巨大なクモとして、オオカミが怖い人の前にはオオカミとして現れる。でもクラウンなのでベースがエンターテイナー。そこがいい。主人公が「ぼくのせいじゃない」と亡くなった弟(イットが化けた、かの有名なジョージーくん)(黄色いレインコート)に言うシーンは、まさしくトラウマを乗り越えた瞬間で号泣してしまった。目を背けず恐怖に立ち向かい、自分を大切にすること。そしてオトナになる。なんだこの青春映画!?!?最高か???宝物か!?!?
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